【前編】母校(男子校)で中学生に性教育講演しました 〜学生向け講演内容の一部を紹介〜
本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。
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この記事でわかること
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包括的性教育とはどのようなものか
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産婦人科医の仕事と自身の過去について話す意味
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男女の体の違いについて
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ボディイメージを他人と比較する意味はあるか
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月経について男子も知っておくべき理由
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妊婦さんの体の変化と大変さ、配慮の必要性
包括的性教育とは
まず「包括的性教育」についての概要とポイントを紹介しておきます。
日本で多くの人がイメージする「性教育」は、「性に関する知識やスキル」として、妊娠・出産の仕組みや避妊、性感染症予防を教える(学ぶ)ことかもしれません。
しかし、「包括的性教育」はこれとは異なる概念です。国際的に広く認知・推進されている、「性に関する知識やスキルだけでなく、人権やジェンダー観、多様性、幸福を学ぶ」ための重要な概念なのです。英語ではcomprehensive sexuality education (CSE) などと表現されます。
より詳細はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
講演内容のアジェンダ(一覧)
以下に、中学1年生と中学2年生に話した内容のアジェンダ(一覧)を紹介します。講演時間はどちらも80分で、質疑応答の時間が15分ほどありました。
中学2年生では、将来子どもをほしい場合に考えた方が良いことや、HPVワクチンについてを盛り込みました。(中学1年生にもHPVワクチンの話をしたかったのですが、そこは教員の先生と相談しこのような形になりました。)
中学1年生向け
中学2年生向け
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- 産婦人科医の仕事と自身の過去について
- 男女の体の違いについて
- 月経について男子も知っておくべき理由
- 妊婦さんの体の変化と大変さ、配慮の必要性
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