【前編】母校(男子校)で中学生に性教育講演しました 〜学生向け講演内容の一部を紹介〜

先日、私の母校(男子校)で中学生向けに実施した性教育講演の一部を紹介・解説します。今回は前編です。
重見大介 2024.10.21
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本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。

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この記事でわかること

  • 包括的性教育とはどのようなものか

  • 産婦人科医の仕事と自身の過去について話す意味

  • 男女の体の違いについて

  • ボディイメージを他人と比較する意味はあるか

  • 月経について男子も知っておくべき理由

  • 妊婦さんの体の変化と大変さ、配慮の必要性

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包括的性教育とは

まず「包括的性教育」についての概要とポイントを紹介しておきます。

日本で多くの人がイメージする「性教育」は、「性に関する知識やスキル」として、妊娠・出産の仕組みや避妊、性感染症予防を教える(学ぶ)ことかもしれません。

しかし、「包括的性教育」はこれとは異なる概念です。国際的に広く認知・推進されている、「性に関する知識やスキルだけでなく、人権やジェンダー観、多様性、幸福を学ぶ」ための重要な概念なのです。英語ではcomprehensive sexuality education (CSE) などと表現されます。

より詳細はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。

講演内容のアジェンダ(一覧)

以下に、中学1年生と中学2年生に話した内容のアジェンダ(一覧)を紹介します。講演時間はどちらも80分で、質疑応答の時間が15分ほどありました。

中学2年生では、将来子どもをほしい場合に考えた方が良いことや、HPVワクチンについてを盛り込みました。(中学1年生にもHPVワクチンの話をしたかったのですが、そこは教員の先生と相談しこのような形になりました。)

中学1年生向け

中学1年生向け

中学2年生向け

中学2年生向け

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2627文字あります。
  • 産婦人科医の仕事と自身の過去について
  • 男女の体の違いについて
  • 月経について男子も知っておくべき理由
  • 妊婦さんの体の変化と大変さ、配慮の必要性

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