妊娠中のサプリメント、何が必要で何が危険?
妊娠中は、母体と胎児のどちらも十分な栄養を摂取することが重要です。
しかし、どのサプリメントが本当に必要で、逆に避けるべきサプリメントはあるのかについて、あまりきちんと知っている方は多くないかもしれません。
本ニュースレターでは、妊娠中にどのサプリメントが重要であるか、そしてどのように摂取すべきかについて解説します。また、推奨できない成分もお伝えします。
安全で効果的なサプリメントの選択と摂取方法を知り、上手にサプリメントを活用しましょう。
この記事でわかること
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葉酸について
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ビタミンDについて
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ビタミンCについて
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ビタミンAについて
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鉄について
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カルシウムについて
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プロテインについて
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コエンザイムQ10について
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マイオピニオン(私個人の考えや意見)
葉酸
葉酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の1つです。
妊娠前(妊娠成立の1ヶ月前)から妊娠12週間までにしっかりと葉酸を摂取しておくことで、胎児の神経系の疾患(神経管閉鎖障害と呼ばれるもの)の発症頻度を大きく下げることができます。
上記の期間、食事以外に毎日400マイクログラムの葉酸を摂取することが推奨されており、妊娠する前に葉酸を摂取していなかった場合は、妊娠が分かったらなるべく早く摂取を開始しましょう。
なお、葉酸が多めに含まれる食品として緑色野菜や枝豆、納豆などがありますが、妊娠中に推奨される葉酸を食事だけで摂取するのはなかなか難しいため、葉酸はサプリメントでも摂取することが勧められています。
実際には「妊娠するタイミングの1ヶ月前」から摂取をするためには、妊活を始めるときから葉酸サプリメントを飲み始める必要があるでしょう。なお、妊娠12週以降に適量の摂取を続けても大きな問題はありません。
葉酸は「妊娠前から妊娠初期に必ず摂取しておいてほしい成分」なので、サプリメントの中では最も推奨度が高いものと言えます。
注意点として、摂取量は1日1mg(1000マイクログラム)を超えないようにしましょう。
また、以前の妊娠でお子さんに神経管閉鎖障害があった方や、抗てんかん薬(カルバマゼピンやバルプロ酸など)、潰瘍性大腸炎の治療薬(サラゾスルファピリジン)を飲んでいる方は、通常より多めに摂取しておく必要があります。必ず事前に医師に相談しておきましょう。
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