著書「病院では聞けない最新情報まで全カバー! 妊娠・出産がぜんぶわかる本」(KADOKAWA)が発売されました!
今回は本書の紹介とともに、プレゼント企画もありますので最後までぜひお読みください。
こんにちは。本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。
詳細は以下をご覧ください。
本書の紹介
本書「病院では聞けない最新情報まで全カバー! 妊娠・出産がぜんぶわかる本」(KADOKAWA)は、タイトルにもある通り、妊娠・出産に関する不安や疑問について全てを解決できるような本を目指しました。
女性の身体は、妊娠・出産というイベントで大きく変化します。本書ではその時期をメインとして様々な疑問にお答えしつつ、セックスや月経の悩み、更年期等についても丁寧に解説しました。
本書は「私自身の多様な知見を盛り込みながら、科学的根拠に基づいた情報を一冊にまとめ、すべての女性に役立つ本にしたい!」という思いから生まれました。これまでの臨床経験と最新の医学知識を元に、妊娠前から妊娠中、産後、さらに婦人科全般に渡る、実践的な情報とアドバイスをこの一冊に凝縮させました。かならず知っておきたい新常識もまるっとわかります。
なお、生まれた後の赤ちゃんについての記述はあえて少なめとし、女性自身の産前産後の心身の変化やケア・サポートに重点を置きました。妊娠・出産を含めたあらゆるライフステージでご自身の健康を後回しにせず、笑顔で毎日を過ごしてほしい、そんな気持ちを込めています。
目次はこんな感じです。
本書の特徴
次に、本書の特徴を紹介します。
基本から最新情報までカバー
この本では、妊娠・出産や婦人科に関する基本的な情報だけでなく、近年話題となっている最新情報までカバーしています。
例えば、妊娠前に知っておきたいこととして「プレコンセプションケア」も取り扱っています。プレコンセプションケアとは、「妊娠・出産を健康的に迎えるために、妊娠前の女性やカップルが適切な知識を持ち、健康的になる行動をし、社会のケアをきちんと受けること 」というものです。妊娠前にしておくべきケア一覧も詳しく掲載していますので、将来妊娠したいなと思っている方や、妊活中の方にも役立つと思います。
他にも「卵子凍結」を解説しています。合わせて「卵巣年齢検査」と巷では呼ばれることもある「AMH検査」も解説しました。これらはメリットもある一方で、適切な知識のもと適切な使い方をしてほしいテクノロジーや検査ですので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
適切なデータとエビデンスを重視
本書では、実際の診療現場でよく聞かれる質問や妊産婦さんが不安に思っていることなどを厳選しました。その解説において重要視したのは適切なデータとエビデンスです。
妊産婦さん向けの一般書の中には、正しい情報に混じって、医学的に不適切な情報が含まれていたり、かなりスピリチュアルに寄っている著者の考えが反映されたものも見受けられます。こうした内容は、健康上のトラブルやかかりつけの産婦人科との関係性に悪影響を与えてしまうこともあります。
本書ではしっかりと過去の研究やデータを検証した上で、医学的に適切だと考えられる内容で構成しましたので、安心して読んでいただければと思います。
妊産婦さんの心情への配慮
適切なデータとエビデンスを重視したといっても、ただ医学的に正しい情報を上から目線で書くようなことはしていません。どんなに正しい情報でも、「指導」や「こうしなさい」というような伝え方ではうまくポイントが伝わらないこともありますし、日々の行動に反映されなければ結局意味がありません。
個々の状況全てはわかりませんし、それぞれ抱く心情もさまざまかとは思いますが、「読んでいてネガティブな気持ちにならない」ことを目指しました。
男性にも役立つ情報満載
また、男性が読んでも役立つ本にしました。例えば、
-
男女それぞれの不妊の原因
-
出生前診断
-
妊娠中や産後のセックス
-
出産立ち会いのコツ
-
産後の時期こそ男性が活躍できること
-
男性にこそ知っておいてほしい女性の身体
などの男性に向けたトピックが多数掲載されています。
女性が健康で生き生きと過ごすためには、特に妊娠・出産を含めると、男性も知っておかなければならない知識や情報がたくさんあります。そうした情報をぜひカップルで一緒に学んでほしいと思います。もちろん、男性から女性パートナーへ本書をプレゼントしてあげてもきっと喜んでもらえると思います。
なお、本書の「おわりに」には、私が産婦人科医を目指した理由についても少し書きました。ご興味のある方は、ぜひそちらも読んでみていただけると嬉しいです。
プレゼント企画!
僭越ながら、せっかくなので本書のプレゼント企画を考えてみました。
本ニュースレターのサポートメンバーを対象とし、3名の方に本書をプレゼントします。ご希望があれば(とても拙いものですが)サインもさせていただきます。
応募締め切りは7月31日までです。
多くの方からのご応募をお待ちしています!
すでに登録済みの方は こちら