もっと早く知っておけばよかった「産婦人科」に関する5つの誤解
本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。
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この記事でわかること
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月経中でも内診を受けられるのか、注意点はあるのか
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子宮頸がん検診は必ず痛いものか、痛みを減らすためのポイント
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産婦人科、産科、婦人科の違い
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産婦人科は妊娠した人だけが行くところなのか
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医師の雰囲気とコミュニケーションのコツ
誤解①:月経中は内診を受けられない
「月経中は内診を受けられないと思い、月経期間を避けて産婦人科を受診していた」
このようなコメントが散見されました。
確かに、月経中は血液が出てくるため診察や検査ができないのではないかと思われがちです。しかし、「月経中にできない診察・検査」は非常に限られています。
子宮頸がんや子宮体がんのがん検査
これらの検査はがん細胞があるかどうかを確かめることが目的で、そこに多量の血液が付着してしまうと検査の精度が大きく低下してしまうため、月経中は基本的に避けます。
一部の性感染症の検査
例えばおりものを採取する「カンジダ」の検査は、やはり精度が落ちてしまう可能性があります。
それ以外の内診や超音波検査は通常通り実施できますので、例えば月経量が多い、月経痛が辛い、下腹部が痛い、などの症状がある際は月経が終わるまで受診を我慢する必要はありません。
誤解②:子宮頸がん検診は必ず痛い
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- 誤解③:産婦人科、産科、婦人科の違い
- 誤解④:産婦人科は妊娠した人だけが行くところ
- 誤解⑤:優しい医師ばかりがいる
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