オーガニック素材の生理用品は身体に良い?メリットやデメリット、婦人科疾患との関連を解説

代表的な生理用品にはナプキンやタンポンがあります。オーガニック素材のものが好きな女性もいるでしょう。ところが、「普通の製品は化学成分が含まれていて身体に悪い!」「オーガニック素材を使ったら子宮筋腫が治りました!」というような発信を時々見かけます。さて、実際はどうなのでしょうか。
重見大介 2023.08.22
サポートメンバー

近年、環境や健康への関心が高まり、私たちの日常に取り入れるアイテムの選び方も変わってきました。特に女性にとって身近な生理用ナプキン。もしかすると一度は「オーガニックのものを使ったら健康にいいのかな?」と疑問に思ったことがあるかもしれません。

実際、オーガニック素材の生理用ナプキンが増える中、多くの情報や意見が錯綜し、中にはデマや「自社製品を売りたいための誇張広告」もあります。特に、「オーガニック素材は子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患を予防したり改善したりする効果がある」というような発信も見受けられます。それは本当に医学的な根拠に基づいているのでしょうか?

この記事では、そんな疑問や迷いを解消すべく、オーガニック生理用ナプキンについて深掘りしてみたいと思います。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2511文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちらからログイン

未来の産婦人科医療を妄想してみる① 〜10代編〜
サポートメンバー
子宮頸部異形成って日帰り手術で治せるの?〜電気切除・レーザー治療〜
サポートメンバー
性教育シリーズ③ 〜好きな人とは必ず性行為するの?〜
読者限定
皆さんに知っておいてほしい産婦人科の怖い話③ 〜妊娠高血圧症候群〜
サポートメンバー
【ひとり語り】日本の少子化について思うこと
サポートメンバー
月経血の色で健康度や病気はわかるの? 〜正しいチェックポイントとは〜
読者限定
【後編】男子(中高生)向けの包括的性教育、どうすればいい? 〜保護者向...
サポートメンバー
【前編】男子(中高生)向けの包括的性教育、どうすればいい? 〜保護者向...
サポートメンバー