男性の「産後うつ」 〜批判の声について思うこと〜
本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。
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先日投稿されたニュースがかなり話題になりました。

news.yahoo.co.jp/pickup/6532475 父親の産後うつを支援 初の手引き - Yahoo!ニュース 男性の育児参加が進む中、「産後うつ」になるリスクもあるとして、こども家庭庁の研究班は自治体担当職員向けに「父親支援マニュ news.yahoo.co.jp
こちらの記事内容はざっくり以下のようなものです。
男性の育児参加が進む中、「産後うつ」になるリスクもあるとして、こども家庭庁の研究班は自治体担当職員向けに「父親支援マニュアル」を作成した。研究班によると、父親を支える必要性や方法を解説した初めての手引きとなる。インターネット上で公開している。
子どもが産まれた家庭における男性側の支援をするための資料として、「父親支援マニュアル」が作成・公開されたというニュースですね。
ただ、これには以下のような意見やコメントが多く寄せられました。
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男性は出産していないのに「産後」と呼ぶのはおかしいのでは?
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男性にも「産後うつ」をいう名称を使うと、本来の産後うつのしんどさや辛さが軽視されるようで嫌だ
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男性(父親)の辛さは単なる「適応障害」なのでは?
この話題について、私もYahoo!エキスパートとしてまとめ記事を公開しました。すでに18万PV以上となっていて、多くの方に読んでいただけているようです。

・頻度は世界的に5-10%、日本はそれよりやや高め
・海外での名称はどうなっているのか
・実は男性にも出産前後にホルモン変動があることがわかってきている
・主なリスク因子は何か
など。
ぜひご覧ください。
news.yahoo.co.jp/expert/article… 男性の「産後うつ」ってどんなもの?産婦人科医が名称、頻度、リスクなどを解説 #エキスパートトピ(重見大介) - エキスパート - Yahoo!ニュース 近年、男性も「子どもが生まれた後にうつ状態となり得る」ことが明らかとなってきており、男性の「産後うつ」という言葉をメディ news.yahoo.co.jp
今回は、この件について、より深掘りした「私個人が考えていること、思うこと」を書いてみます。
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