皆さんに知っておいてほしい産婦人科の怖い話(6) 〜羊水塞栓症〜
「羊水塞栓症」という疾患を聞いたことがあるでしょうか。稀ではありますが非常に重篤な産科合併症で、急に発症し命に関わる疾患です。ぜひどんな疾患か、治療はどうなるか、などを知っておきましょう。
重見大介
2024.05.28
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本ニュースレターでは、女性の健康や産婦人科医療に関わるホットトピックや社会課題、注目のサービス、テクノロジーなどについて、産婦人科医・重見大介がわかりやすく紹介・解説しています。「○○が注目されているけど、実は/正直言ってxxなんです」というような表では話しにくい本音も話します。
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産婦人科医として診療にあたっていると、ときどき「冷や汗が止まらないくらいの緊急事態」に出くわすことがあります。いずれもそうした事態を回避するために患者・医師双方にできることがあると思っているので、架空の事例を通じて「産婦人科の怖い話」を紹介します。
今回は「羊水塞栓症」です。
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この記事でわかること
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「羊水塞栓症」の事例紹介(架空の事例)
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羊水塞栓症とはどんな病気か
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発症のリスク因子
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早期発見のためのサイン(症状)
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病院での治療法
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近年の研究でわかってきたこと
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マイオピニオン(私個人の考えや意見)
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続きは、5447文字あります。
- 事例紹介(架空の事例)
- 羊水塞栓症とは
- 発症のリスク因子
- 羊水塞栓症の初期症状と早期発見の兆候
- 一般的な治療方法
- 近年の研究でわかってきたこと
- マイオピニオン(私個人の考えや意見)
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